長宗我部家の菩提寺である雪渓寺(高知市長浜)に、徳川政権時代に執り行われた、長宗我部家中興の祖で、前領主の長宗我部元親の200回忌、250回忌の法要の詳細記録が保存されていた。
そのなかには、当時の藩主である山内家に届け出た、法要執行の願書の詳細も記されている。
具体的には、法要の周知の方法、その記述の詳細などが主なもので、これは、立て札に、藩内要所に執行の日時場所などを書き、行っている。
他には、法要を行った僧侶名、法事の食事の詳細、参列者の氏名、香典の額、供物の内容など詳しい。
250回忌にはわが長宗我部の十二代、與助重親も参列、香典に加え、花を供えている。